その傍で本を読むのは

読んだ本の感想とか、小学校での読み聞かせのこととか。
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2010年の読書

JUGEMテーマ:読書
 今年はほとんど更新できませんでしたが、読書はしています。
2009年は、約150冊記録して、それ以外にも数十冊読んでいます。
今年もほぼ同じくらいは読んだようです。

初作家さんで印象に残ったのが、
・朝倉かすみ
  「田村はまだか」「タイム屋文庫」「ぜんぜんたいへんじゃないです。」
  よかったです。

・古野まほろ
  「天帝のはしたなき果実」
  さすがメフィスト賞、全然理解できなかったけれど、ものすごくインパクトがありました。

・我孫子武丸
  「警視庁特殊班ドットジェイピー」「さよならのためだけに」
  まったく毛色の違う2作品。どっちもあまりピンとはこなかった。

・梶尾真治
  「メモリー・ラボへようこそ」「ボクハ・ココニ・イマス」
  「ボクハ・・・」の方、突っ込みどころがいろいろ、そして後味悪し。でも印象には残りました。

・宮下奈都
  「太陽のパスタ、豆のスープ」
  なかなかよかったですが、ロッカさんが好きになれず。

・服部真澄
  「エクサバイト」
  ものすごく設定が魅力的だったのに、それほどグイグイこなかった。ちょっと惜しい。


シリーズもので、新たに読んだのは
・「身代わり」 西澤保彦
  タック&タカチシリーズで、「依存」より後の話。
  このシリーズはずっと追いかけているが、好きかと考えれば、実は微妙。
  悪意とか、苦々しさとか、すごいんだもん。
  ただ、やっぱり今後も読んでいくと思う。

・「肉屏風の密室」 森福都
   巡按御史シリーズ。
   しかし、このタイトルとあの表紙はない・・・手に取るのをためらってしまうではないか。
   希瞬の過去は、ほぼ分かった。
   早く続きが読みたい・・・・。

・「疑心」 今野敏
   隠蔽捜査シリーズ。
   竜崎がまさかの不倫!?という驚愕の展開(笑)
   相変わらずしっかり読める。

・「竜の涙」 柴田よしき
  「ふたたびの虹」の続編。
  相変わらずとてもおいしそうな料理に、女将の丁寧な仕事ぶりがここちよい。
  しかし主要登場人物の有美が好きになれなかった。
  お店はほっこりと温かいのに、描かれるエピソードはなかなか苦い。

・「ソウルケイジ」 誉田哲也
  「ストロベリーナイト」続編。
  残虐描写がキツかったので手が出なかったのだが、こちらは抑えてある。
  コミカルな描写が多く、面白かった。

・「武士道エイティーン」 誉田哲也
  武士道シリーズ。
  セブンティーンの終わり方がとても好きだった。
  しかしエイティーンもよかった!終わり方は、やっぱりセブンティーンの方が好きだけど。


たくさん読んだのは、
・小路幸也
  「brother sun 早坂家のこと」「リライブ」「僕は長い昼と長い夜を過ごす」
  今から「探偵ザンティピーの休暇」を読みます。
  去年も、「そこへ届くのは僕たちの声」「残される者たちへ」「東京バンドワゴン」
  「キサトア」 「シー・ラブズ・ユー」「空へ向かう花」「モーニングMourning」
  「COW HOUSE」「私とトムおじさん」と、たくさん。

・三崎亜記
  「バスジャック」「刻まれない明日」「コロヨシ!!」
  このちょっと前に、「廃墟建築士」「鼓笛隊の襲来」も読んだ。
  この人の描く世界観には圧倒させられる。
  私にとって「となり町戦争」はもう一つ、だったが、その後は感心するばかり。
  でも「コロヨシ!!」は勿体つけて小出しにしている感があった・・・・。

・石持浅海
  「まっすぐ進め」「温かな手」「人柱はミイラと出会う」「Rのつく月には気をつけよう」
  「八月の魔法使い」「この国。」「水の迷宮」
  石持作品、口当たりはよく、サラサラ読めるけど、登場人物にどうも魅力を感じない。
  深みを感じない・・・とずっと思っていたのですが、今年は印象が変わりました。
  挙げた作品で、ダメだったのが「八月の魔法使い」と「水の迷宮」。
  一番よかったのが「この国。」伊坂幸太郎とか三崎亜記とかっぽいような。

・有川浩
  「フリーター、家を買う」「ラブコメ今昔」「植物図鑑」
  まさか「フリーター・・・」がドラマ化するとは。
  どれもはずれなく楽しめたけれど、「植物図鑑」が一番好きかも。山菜採り好きなので。


思い返しても、どうも今年はこれが一番!と心に残っているものが特にないような。
ただ、強烈にインパクトがあったのは、

新井素子 「もいちどあなたに会いたいな」。

10年だか8年だかかかったというだけあって、視点ブレブレな感じ。
グイグイ度は高かったけれど、納得度は低かった・・・・。
ネタバレ的には、(反転表示)ブラコンの話!?みたいな・・・・。

西澤保彦 「収穫祭」も、グイグイきた!再読はつらいけど。


来年も、どんどん読んで楽しみたいと思います。
もう少し更新したいです。
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「温かな手」 石持浅海

石持 浅海
東京創元社
¥ 1,470
(2007-12)

JUGEMテーマ:読書

内容(「BOOK」データベースより)

大学の研究室に勤める畑寛子の同居人・ギンちゃんは名探偵。サラリーマンの北西匠の同居人・ムーちゃんも名探偵。人間離れした二人は、彼らが遭遇した殺人事件や騒動を、鮮やかに解き明かす!一風変わった名探偵とそのパートナーが活躍する、著者渾身の連作集。


石持氏の作品はいくつか読んだけれど、今までの印象はというと、「そこそこ面白くて読みやすく、続きは気になるけど、なんだか薄っぺらい」といったものだった(すみません)。
ところが、「まっすぐ進め」でんん?印象変わった?と感じた。
そしてそれは今作でも。
うんうん、こっちの方がずっといいと思う。
私の中では、同じ作者さんとは感じられないほど、違う。
「扉は閉ざされたまま」とか、「月の扉」とかとはね。

人間の生命力を吸って生きている、ギンちゃんとムーちゃん。
作品によって探偵役が違うし、もう一人が登場もしないのはなぜ?
人間ではないから、恋愛対象にはならないって言いながら、精神的にはすごく依存してるように見えるけど、将来的には大丈夫?
などという引っ掛かりが、ちゃんと解消されるようになっていたのがよかった。

もっと石持さんの作品を読んでみようっと。
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読了本、一言感想。

JUGEMテーマ:読書
 
石持浅海/「BG、あるいは死せるカイニス」
全人類生まれたときは全て女性、のちに一部が男性に転換するという特異な世界が舞台。
こういうしっかり作りこんだ世界観は好き。
面白さと、ちょっと気持ち悪さがあった。
よくも悪くも、スイスイ読めてしまうのが石持作品の持ち味だと思っていたが、これはいつもの作品より厚みがあってしっかりしていた感じ。

山本幸久/「凸凹デイズ」
安心して読める。
そんなに醐宮に固執する気持ちが、あまり分からなかったけど。
大滝は気持ちに折り合いつくのかなぁ。
デビゾーとオニノスケのイラスト、見てみたかった。

山田悠介/「スイッチを押すとき」
強烈にブラック。
何を書きたかったのか・・・・テレビや舞台になっているので、設定としては魅力的なんだろう。
でも突っ込みどころがありすぎる。そもそもの設定に。

小路幸也/「COW HOUSE」
悪くはなかったけど、ピアノのを小説で描くのは難しいよね。
独学で弾いてて「100年に一度の天才」とか、素人が聴いても分かる、とか。
独学で「熱情」を素晴らしく弾けるとはとても思えないのですが。
部長のキャラが素敵でした。
美咲ちゃんの過去が、もう少し知りたかった。
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読んだ本

JUGEMテーマ:読書

「八朔の雪 みをつくし料理帖」/高田郁
 料理がおいしそう。続きが気になる。

「花散らしの雨 みをつくし料理帖」/高田郁
 恋愛模様に焦点があってきました。続き・・・。

「銀の雨 堪忍旦那為後勘八郎」/宇江佐真理
 
「ロードムービー」/辻村深月
 『冷たい校舎の時は止まる』のスピンオフだったらしい。未読・・・。
 中篇3編。表題作はいじめの話がつらくて斜め読み。
 ラスト近くで、「ええっ!!?」。まんまと驚かされてしまった。
 他2編は、妙に物分りのよい、支えになってくれる人が現れるのが、都合よすぎる気が。

「方舟は冬の国へ」/西澤保彦 
 西澤さんのあとがきによると、『おそらく一生のあいだ、もう二度とできない「はじけ方」をした作品』。
 ふーん、これが西澤さんなりの「はじけ方」なのね。
 いつもの作品の方が、一般的には「はじけて」ると思われます(笑)

「わたしとトムおじさん」/小路幸也
 小路作品にしてはちょっと分かりにくくて(私には)、途中何度か読み返した。
 限られたスペースにわらわらと人が集まってくる感じが、「東京バンドワゴン」系かな。

この辺が最近読んだ分。


体調悪い時期に、読了してもメモらず所有本を再読していたのを思い出すと。

「落下する夕方」/江國香織
 『きらきらひかる』がとても好きで、他の作品もと昔買った。
 でもこれはダメ・・・・今読んでもダメだった。読後感もよくない。

「ホリー・ガーデン」/江國香織
 同じく、当時これも買ってみた。
 ・・・・・やはり『きらきらひかる』だけが好きなのかも、という結論。
 その後江國作品は読まなくなった。あ、あと1冊くらい買ったかも。

「ウーザック沼の死体」/シャーロット・マクラウド
 シャンディ教授シリーズ。
 バギンズの兄妹が覚えられず(何度も読んでるけど)、初めてメモってみた。理解した。

「富豪の災難」/シャーロット・マクラウド
 セーラ・ケリングシリーズ。

「牛乳配達退場」/シャーロット・マクラウド
 シャンディ教授シリーズのこれが最後の出版になった(マクラウドが亡くなったので)。
 もっと読みたかったです。


図書館に通っていると、以前のように所有本を再読することが減った。
首の調子が悪くて下を向くのがつらくなり、図書館に行かなくなり、読書量も減った・・・・んだけど、読まないでいるのはさすがに耐えられず、横になったりしつつ家で本は読んでいたのよね、結局。

最近また読書できるようになって、熱中してます。
やっぱり読書なしの生活は考えられない。楽しくない。
本を読めるって、幸せです。
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「ゴールデンスランバー」 伊坂幸太郎

伊坂 幸太郎
新潮社
¥ 1,680
(2007-11-29)

JUGEMテーマ:小説全般
私は伊坂作品はあまり得意ではない。
でもどうも世間では人気があるようだ。
図書館でも常にかなりの本が貸出し中だし、アマゾンでも評価が高いし、いろんな読書ブログさんでも好意的な記事をよく拝見する。
だったら、私ももっと楽しみたい。
という思いがあり、何度も挑戦してきた。

今まで読んだのは
「グラスホッパー」
「チルドレン」
「魔王」
「終末のフール」
「アヒルと鴨のコインロッカー」

「グラスホッパー」は、私には難解だった。
どこが面白いのかよく分からず、誰か教えてという気持ち。

「チルドレン」はかなり読みやすく、これが「グラスホッパー」を書いた人?と驚く。
初めて伊坂作品に触れる人は、このあたりがいいのではないかと感じた。

「魔王」。これは衝撃だった。とにかく怖い。
「チルドレン」を軽い感じで書いた人が、こんな小説も書くとは。

「終末のフール」、「アヒルと鴨のコインロッカー」は、どちらもそれなりに楽しめた。

「BOOK」データベースより引用
仙台で金田首相の凱旋パレードが行われている、ちょうどその時、青柳雅春は、旧友の森田森吾に、何年かぶりで呼び出されていた。昔話をしたいわけでもないようで、森田の様子はどこかおかしい。訝る青柳に、森田は「おまえは、陥れられている。今も、その最中だ」「金田はパレード中に暗殺される」「逃げろ!オズワルドにされるぞ」と、鬼気迫る調子で訴えた。と、遠くで爆音がし、折しも現れた警官は、青柳に向かって拳銃を構えた―。精緻極まる伏線、忘れがたい会話、構築度の高い物語世界―、伊坂幸太郎のエッセンスを濃密にちりばめた、現時点での集大成。

そして今回の「ゴールデンスランバー」。
今まで読んできた中では、私にとっては「魔王」近い存在の小説だった。
とにかく怖い。
あまりの怖さに、途中斜め読みしてしまった。
直接投票で首相を選出する、現実の日本とは違う世界が舞台。
そこで、首相暗殺の濡れ衣を着せられる主人公、青柳雅春。
ものすごく周到に、ずっと以前からその計画は練られ、あらゆることが青柳が犯人だと指し示していた。
絶望的な状況のなか、大学時代の仲間達や少数の協力者が現れ、青柳は逃げる。

「何か」「とてつもない力を持った組織」が青柳を追い詰めて行く。
「それ」が「何」なのかということは、この小説ではあまり意味を持たない。
何か分からない大きなものに追いかけられる、陥れられることの恐怖が重要。
なぜか青柳からはそれほどの恐怖は感じないんだけど(笑)、私は非常に恐怖を感じた。ええ、とても。
その、青柳から恐怖感とか追いつめられ感をあまり受けない部分が、この小説を読みやすくしてるのでは。
賛否両論あるところでしょう。
ラストと同じく。
私は、このラストは有りだと思った。
ただ、「ミステリ」ではない。
「ミステリ」だと思って読んでいたら、やっぱり消化不良というか納得いかないと思う。
なんで「このミス」で1位なの?どこに謎とその解明があったの?
謎はいろいろあったけど、解き明かされなかったよね。
小説としてそれはあると思うけど、ミステリだとしたら、それはない。
そんなミステリは読みたくない。私は。
だから、ミステリとして読まないでと言いたい。
そうすれば、楽しめる(いや、ドキドキしすぎて楽しめないかも)。

そして話題の第三部。
書いたのはアノ人か、それともアノ人かと言われていますが、私としては青柳に1票。(反転ネタバレ)

好きなエピソードは、痴漢が大嫌いな青柳の父が、書初めの宿題に「痴漢は死ね」と書かせた話。
それだけでもおかしいのに、ラストにまた持ってくるとは憎い。
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読んだ本を挙げておこう。

JUGEMテーマ:読書
8月から体調が悪く、ずっと読書がすすみませんでした。
どうやら復調してきて、書く元気も出てきました。

読んだけど感想を書いてなかった本、そして最近読んだ本など。
夏休み以降、読んだ本をちゃんと記録しなかったので、もうちょっと読んでますね。
でもほとんどは夏休み前に読んでいたけど、感想は書いていなかっただけのようです。
読み聞かせ用の本を探して、いろいろ読んでいたようです。



「そこへ届くのは僕たちの声」/小路幸也
 ちょっと恩田陸テイスト。面白いが、設定が若干不自然でご都合主義に思えた。惜しい。

「シナの五にんきょうだい」/絵・ヴィーセル 文・ビショップ
 懐かしい。今読むと、一番上の兄さんのエピソードで、兄さんの顔面白すぎ。そして村人怖すぎ。

「ぎんのたまごのほん」/マーガレット・ワイズ・ブラウン

「ふたごのベルとバル」/絵・ラースロー 作・エーヴァ

「えほんをよんで、ローリーポーリー」/絵・ロジャ 作・シャルトラン

「あけるな」/絵・安野光雅 作・谷川俊太郎

「チキチキチキチキ いそいでいそいで」/絵・荒井良二 文・角野栄子

「ドワーフじいさんのいえづくり」/青山邦彦

「雨ふる本屋」/日向理恵子
 YA。設定は面白かった。

「死体は生きている」/上野正彦

「大どろぼうホッツェンプロッツ」/プロイスラー
 たいして本好きではないムスメ(小2)に読み聞かせてみた。

「ちょんまげとのさま」/遠山繁年

「こねこにこにこ ねどこでねころぶ」/絵・藤枝リュウジ 文・石津ちひろ
 リサとガスパールの翻訳をしている石津さんの書く早口言葉の本。私は好き〜。

「こわくなんかないっ!」/ジョナサン・アレン
 かわいいです。「かわいくなんかないっ」の続編でした。

「すっぽんぽんのすけ」/絵・荒井良二 作・もとしたいづみ

「ちゃんとたべなさい」/絵・シャラット 文・グレイ
 1年生に読み聞かせたら、途中から全員で大合唱に。いい体験でした。

「シチュエーションパズルの攻防」/竹内真
 竹内さんってこんなのも書くのか。ちょっと読むのがしんどい。サクサク進めない。

「残される者たちへ」/小路幸也
 久保寺健彦「みなさんさようなら」のような巨大団地・・半分くらい廃墟化しているところまで同じ・・が舞台。テイストは恩田陸の常野シリーズ。
 小路さんは好きで何冊も読んだ。ミステリフロンティアから何冊か出してるけど、本来こっちのSFファンタジーの人なんだろうな。
 作風は広く、男性版恩田陸といったイメージ(あくまで私の中でのイメージですよ)。
 ストーリーの着地点は、恩田陸よりノーマルなので安心できるかも。

「劫尽童女」/恩田陸
 設定はジュブナイルっぽい。内容は結構ハード。理瀬シリーズとも似てる。

「ふくろうくん」/アーノルド・ローベル

「もうぜったいうさちゃんってよばないで」/ソロタレフ

「おばけやしきへようこそ」/絵・エリクソン 作・ストリード

「じゅうにんのちいさなミイラっこ」/絵・カラス 文・イエーツ

「ぼくのコブタは、いいこでわるいこ」/絵・ヤンカリーノ 文・ブラウン

「か(丸の中に、か)ってなんだ?」/絵・あべまれこ 作・おのやすこ

「むかしのはなし」/三浦しをん
 昔話を下敷きにした、SFテイスト日常系(なんじゃそりゃ)。
 伊坂幸太郎「終末のフール」みたいに、隕石がぶつかるというシチュエーション。どうやら近未来。

「ガブリエリザちゃん」/作・H.A.レイ 訳・今江祥智

「世界一ばかなわたしのネコ」/パシュレ
 どこからどう見てもゾウなのに、ネコだと言い張る飼い主。
 読み聞かせに持って行って、小学生が楽しんでくれるかどうか。まだ挑戦できない。

「楽園のつくり方」/笹生陽子

「吉原手引草」/松井今朝子
 直木賞受賞作。なるほど、でしたが、ものすごく惹きこまれるところまでは。

「東京バンドワゴン」/小路幸也
 これは恩田陸系ではなくて、ほんわか系。面白かった。

「夕子ちゃんの近道」/長嶋有
 三島賞受賞作品。私の好みは「ジャージの二人」の方かな。でも読みやすいと思う。

「贄の夜会」/香納諒一
 明らかに『神戸児童連続殺傷事件』を基にしたとわかる事件が出てくる。その事件の犯人少年Aが、現在弁護士になっている・・・というインパクト大のエピソード。
 けれどそれはこの小説のメインではない。
 いろんなエピソードがあり、ちょっと絞りきれてない感じがもったいない。ただ、読み始めたら一気に
最後までいってしまえるだろう。

「今夜は食べほうだい」/絵・山下ケンジ 作・きむらゆういち
 オオカミゴンノスケシリーズ。「うさぎのおいしい食べ方」の方が面白かった。

「ラン」/森絵都
 初・森絵都。陸上ものかと思ったら、一応走りはするけど冥界へ行ってしまうという。
 結構ストーリーは入り組んでいるので、もう少しすっきりまとめてもいいかなと思った。

「阪急電車」/有川浩
 連作短編。恋愛もの。
 登場人物のミサにイライラしてしまった。ミサがいなければ、もっと楽しめたなぁ。

「うつくしい子ども」/石田衣良
 読まず嫌いだった石田衣良に挑戦。
 これもまた、『神戸児童連続殺傷事件』をモデルにしている。
 辻村深月「ぼくのメジャースプーン」を薄く軽くした感じ?この読みやすさが人気の秘訣なのか。私はもう少し深くて重い方が好み。
 ちょっと不完全燃焼でした。

「東京バンドワゴン シー・ラブズ・ユー」/小路幸也
 登場人物の二人が、一緒に妊娠してほぼ同時に産気づいて出産、っていうのは余計だったのでは。ちょっと興醒め。

「医学のたまご」/海堂尊
 児童書カテゴリだった。ちょっとイタくて斜め読み。中学生の精神状態は分からない。

「戸村飯店青春100連発」/瀬尾まい子
 Re−Bornに収録されていたのが一話目。弟目線の話だったが、こちらには兄目線の話もある。
 読み通すと私には兄の方が印象に残り、兄が主役のような気分に。
 よかったです。「図書館の神様」より好み。

「絵本の本」/中村柾子
 ためになった。けど実名で、「ノンタン」とか、木村裕一の「いないいないばああそび」とか批判してました。

「みどりの船」/クエンティン・ブレイク

「世界あちこちゆかいな家めぐり」/絵 西山晶 文,写真・小松義夫

「空へ向かう花」/小路幸也

「モーニング Mourning」/小路幸也
 これは別途感想書きます。

「星の人」/水森サトリ

「夜の光」/坂木司

「残りの雪」/立原正秋(所有本を再読)

「春の鐘」/立原正秋(所有本を再読)

「解体諸因」/西澤保彦(所有本を再読)

「花ホテル」/平岩弓枝(所有本を再読)

「最前線」/今野敏(所有本を再読)

「神南署安積班」/今野敏(所有本を再読)

「ブラザー・サン シスター・ムーン」/恩田陸

「イノセント・ゲリラの祝祭」/海堂尊
 
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「キサトア」 小路幸也

小路 幸也
理論社
¥ 1,575
(2006-06)

JUGEMテーマ:読書
 内容(「BOOK」データベースより)
色を失くした僕と、時間を失くした妹たちが海辺の町をかけめぐる日々。僕らの心の中にある、世界のほとりの物語。

キサとトアは、アーチの双子の妹。
父さんは<風のエキスパート>。
母さんはこの町に来る前に病気で死んでしまった。
キサは、朝陽が昇り始めると同時に目を覚まして、トアは同時に眠り始める。
トアは、夕陽が沈み始めると同時に目を覚まして、キサは同時に眠り始める。
僕、ことアーチは、色が分からない芸術家。
生まれた時からではなく、少しずつ少しずつ分からなくなっていった。
でもそんなアーチの作ったものは、『信じられないぐらいの造形のセンスと奇跡としか言いようのない色づかい』らしい。

キサとトアは町の人たちに愛されていて、夜しか起きていられないトアのために、いろんな人がやって来て相手をしてくれる。


なんだかジブリのアニメのような物語。
『魔女の宅急便』や『紅の豚』のような、海に近くて、あまり現代的ではない町の姿が思い浮かぶからかな。
映像として、視覚で捉えることができたら綺麗だろうな、と思った。
もちろん文字で読んでも素敵だった。

最初は、町の人々があまりにもポツポツと次々に登場するので覚えきれなくて、ちょっと入り込みにくかった。
けれど進むにつれそんなことは気にならなくなって、<マッチタワーコンクール>のくだりでは、作品世界に没頭。

読後感もとてもよい。
私の通う図書館では児童書のコーナーにあったけど(理論社から出てるし)、大人の方がより心に響くものがあるかもしれない、と感じる物語だった。

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「塩の街」 有川浩

有川 浩
メディアワークス
¥ 1,680
(2007-06)

JUGEMテーマ:読書
 
出版社 / 著者からの内容紹介
 塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。塩は着々と街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。その崩壊寸前の東京で暮らす男と少女。男の名は秋庭、少女の名は真奈。静かに暮らす二人の前を、さまざまな人々が行き過ぎる。あるときは穏やかに、あるときは烈しく、あるときは浅ましく。それを見送りながら、二人の中で何かが変わり始めていた……。
 第10回電撃大賞<大賞>受賞作にて有川浩のデビュー作でもある『塩の街』が、本編大幅改稿、番外編短編四篇を加えた大ボリュームでハードカバー単行本として刊行される。

デビュー作から、もう有川浩テイスト全開だったのだなぁ。
世界観は、新井素子『ひとめあなたに・・・』や、伊坂幸太郎『終末のフール』的な感じ。
塩は街を飲み込むだけではなく、人をも蝕んでいた。
肌から塩を吹き始めると、近いうちに人間も塩の結晶となってしまう。

設定をうまくいかしたストーリー展開に、もちろんベタベタなラブストーリーが絡んでいく。
図書館戦争に通じていく部分は、あちこちに感じられる。

面白かったし、番外編やその後など、読み応えは充分。
でもなぜか、細かく感想を書く気持ちになれなかった。
なので今回はここまで。
読んで損はないです。
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「うさぎのおいしい食べ方」 きむらゆういち・文

 
内容(「BOOK」データベースより)
うさぎをつかまえたからって、すぐに食べられるとはかぎらない。おおかみとうさぎのおもしろくて、ちょっとなさけないおはなし。

「あらしのよるに」のきむらゆういちの作。

うさぎをつかまえたゴンノスケ。
なんとうさぎは「いいわよ、たべて」と言うではありませんか。
おいしく食べるために、うさぎを太らせることにするゴンノスケ。
毎日せっせとにんじんやキャベツを運び、うさぎはどんどん太っていき、ゴンノスケはやせ細っていきます・・・・・。
家の前に畑まで作り、うさぎを太らせようとするゴンノスケ。
とうとうゴンノスケはふらふらになって、倒れてしまいます。
そしてうさぎは・・・・・。

ちょっぴりビターな味わいなので、中学年以上がいいのではないでしょうか。
読むのに15分弱、かかります。
4年生に読んだら、男子が「うさぎ、こえ〜・・・」とつぶやいてました。

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「3びきのかわいいオオカミ」 トリザビス・文/オクセンバリー・絵

ユージーン トリビザス
冨山房
¥ 1,470
(1994-05)

 
内容(「MARC」データベースより)
3匹のかわいい狼は広い世界に出ていくことになりました。「でも、悪いおおブタには気をつけるのよ」 狼たちはれんがで家を作ったのに、とんでもないわるブタはそれを壊して…。「3匹の子豚」の素敵なパロディー。

パロディーでもイマドキ風のお話。
オオカミの作った家を、ハンマーで叩き壊したり、ダイナマイトで吹っ飛ばしたり。
毎回悪いブタが「あけろ!」と新しい家にやって来るのだけれど、そのたびにオオカミたちは、「きゅうすの中のお茶ッ葉がきゅうきゅう言ってもあけないよ!」と答えます。
そして逃げ出すハメになると、必ずそのきゅうす(ティーポット)を持って逃げ出すのです。
表紙裏も、きゅうすの絵になっています。
オオカミたちが最後に作った家は、どんな家でしょうか・・・・・。

ちょっと文章が多いけれど、聞けるなら1年生から6年生までいけそうです。
読み聞かせに慣れてないのなら、2年生以上の方がいいかな。


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