その傍で本を読むのは

読んだ本の感想とか、小学校での読み聞かせのこととか。
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「文学賞メッタ斬り!」 大森望 豊崎由美

大森 望,豊崎 由美
筑摩書房
¥ 777
(2008-01-09)

JUGEMテーマ:読書
 出版社/著者からの内容紹介
業界騒然!読書家待望! 小説が100倍楽しくなる痛快文学賞ガイド

文学賞ってなによ? 芥川賞・直木賞から、話題のホラー小説大賞、メフィスト賞、ファンタジーノベル大賞まで、50を越える国内小説賞について、稀代の読書家大森望・豊崎由美の二人がアンタッチャブル徹底討論!
WEBマガジン「エキサイトブックス」で一大センセーションを巻き起こした掟破りの言いたい放題がさらにパワーアップ。
最新受賞作全採点「文学賞の値うち」付き。
読む前に、読むべし!


内容(「BOOK」データベースより)
文学賞ってなに?芥川賞・直木賞から、話題のホラー小説大賞、メフィスト賞、ファンタジーノベル大賞まで、50を越える国内小説賞について、稀代の読書家二人がアンタッチャブル徹底討論!WEBマガジン「エキサイトブックス」で一大センセーションを巻き起こした掟破りの言いたい放題がさらにパワーアップ。

再読。
基本的に、芥川賞も直木賞も、文学賞というものに興味がない。
けれどこの本は楽しめる。再読しても面白い。
毒を楽しめない人には向いていないと思うが。

あまりのケナしっぷりに、かえって読みたくなってしまったり。
選考委員の先生方のエピソードも楽しく、著作を読んでみようという気になる。

特に好きなのは、『バトル・ロワイヤル』について、ぜひ津本陽先生にも読んでほしいというところ。
大森 「これは、たくさん人が死ぬ小説である」
豊崎 「なぜかよくわからないが、死ぬのである」
大森 「ちょっと死にすぎなのではないか、と思った」(笑)。

round4の『選考委員と選評を斬る!』が一番好き。
宮本輝のくだりが、かなりおかしい。
挙がっている小説は未読のものばかりなのに、こんなに楽しめるとは。
そして理想の選考委員会というの考える大森さんと豊崎さん。
ツモ爺こと津本陽、津本陽の代わりに読んであげて説明もしてあげられる人として島田雅彦。
でも津本さんは「そんなふうに島田君から色々なレクチャーは受けたが、私にはわからないものはわからないのである」とか書いちゃいそうで、想像するだにかわいい(笑)。
だそうですよ。
それから仲良し世代の島田雅彦、奥泉光、山田詠美。
そこで固まるとあまり対立しないから、宮本輝先生。
抵抗勢力として、ワケワカランチンなことを主張し続けてほしいです。テルちゃんは「輝さんはマジで怒っている」って毎回毎回言われるの。

あと忘れてはいけないのは、『下半身のご意見番』渡辺淳一先生(笑)。
天童荒太の『永遠の仔』を、
はっきりいって、この程度のことを書くために、これだけの長さが必要であったのか、拍子抜けの感は否めない
と選評で書いて、豊崎さんを怒らしてます。
じゃあ、じぶんの『失楽園』はどーだっつーの、あんなもんこそ削りに削って一巻本にせえっつーの!
確かに、『永遠の仔』と『失楽園』のテーマの違い、重さを考えると・・・・ねえ?

自分の好きな作品も低評価だったりするけれど、私はそれでも楽しめて好きです。
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この記事に対するコメント

私も、こういう類の本は大好き。
一時期ダ・ヴィンチを立ち読み(立ち読みかいっ!!)してたけど、
あちらはどちらかというと、紹介する本褒めてる内容がおおいのよね。

ところで渡辺センセって、下半身のご意見番なの?!
失楽園、
結婚した今でも、やっぱりいまひとつワカンナイ感覚の本なんだけど。
ひろぽん | 2009/06/14 6:22 PM
>ひろぽん
毒を楽しめないと、不愉快なんだろうな。
こきおろしている割に、好きな作品についてはただ好き!と言うだけで
批評になってないとか言われている本ですが、私には笑える本。

ダ・ヴィンチは以前は定期購読してましたが、最近ご無沙汰です。
どちらかというと、誉めてるだけの批評・感想より
突っ込んでいるのも読みたいので、個人の読書ブログさんを
徘徊して読む本を探してます。

渡辺淳一の小説といえば、男性にとっての都合いい女性しか
出てこない印象です。
結局エロ描写?と、現実味のない女出してるだけで
あんな長ったらしく書かなくてもいいと思います。
まあ、私は今さら読みませんが。
『下半身のご意見番』(笑)については、ぜひ本書を手にとって
内容をご確認ください♪
楽しいよ〜。
多分図書館にあるんじゃない?
びー玉 | 2009/06/14 8:14 PM
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