その傍で本を読むのは

読んだ本の感想とか、小学校での読み聞かせのこととか。
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「キサトア」 小路幸也

小路 幸也
理論社
¥ 1,575
(2006-06)

JUGEMテーマ:読書
 内容(「BOOK」データベースより)
色を失くした僕と、時間を失くした妹たちが海辺の町をかけめぐる日々。僕らの心の中にある、世界のほとりの物語。

キサとトアは、アーチの双子の妹。
父さんは<風のエキスパート>。
母さんはこの町に来る前に病気で死んでしまった。
キサは、朝陽が昇り始めると同時に目を覚まして、トアは同時に眠り始める。
トアは、夕陽が沈み始めると同時に目を覚まして、キサは同時に眠り始める。
僕、ことアーチは、色が分からない芸術家。
生まれた時からではなく、少しずつ少しずつ分からなくなっていった。
でもそんなアーチの作ったものは、『信じられないぐらいの造形のセンスと奇跡としか言いようのない色づかい』らしい。

キサとトアは町の人たちに愛されていて、夜しか起きていられないトアのために、いろんな人がやって来て相手をしてくれる。


なんだかジブリのアニメのような物語。
『魔女の宅急便』や『紅の豚』のような、海に近くて、あまり現代的ではない町の姿が思い浮かぶからかな。
映像として、視覚で捉えることができたら綺麗だろうな、と思った。
もちろん文字で読んでも素敵だった。

最初は、町の人々があまりにもポツポツと次々に登場するので覚えきれなくて、ちょっと入り込みにくかった。
けれど進むにつれそんなことは気にならなくなって、<マッチタワーコンクール>のくだりでは、作品世界に没頭。

読後感もとてもよい。
私の通う図書館では児童書のコーナーにあったけど(理論社から出てるし)、大人の方がより心に響くものがあるかもしれない、と感じる物語だった。

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